ライフデザインラボはkosha33の活動を12月2日をもちまして一時休業いたします。5年間ありがとうございました。

[活動レポート] 未来の命を預かるあなたへ〜​ ​防災ママカフェ&交流会​

1923年に発生した関東大震災から99年。ライフデザインラボ 防災プロジェクトでは、『防災の日』を前に「​防災ママカフェ」を開催し、翌週末には『神奈川新聞』に防災などの特集の一つに取り上げられました。今回のイベントを通じて、様々な事実とともに「知る」という大きな『備え』を知り得られました。

〜未来の命を預かるあなたへ〜​
​防災ママカフェ&交流会​ 
自然災害は、来る!
だから ハザードを知る ココロも備える 大切な人を守りたい! 
だから その想いを行動に 備えるを日常に
そして 住み続けられる街づくり BOUSAI×SDGs

第1部 防災ママカフェ+対談「横浜×BOUSAI」

【講師】かもん まゆさん
(一社)スマートサプライビジョン特別講師/「防災ママカフェ®」主宰/防災士
東日本大震災の際に行った被災地の母子への物資支援を機に、ママのための防災ブックを 企画制作。現在「知れば動けば未来は変わる」を合言葉に「防災ママカフェ®」「防災まち カフェ」を全国で開催。ほぼ口コミだけで全国 300 ヵ所 2 万人(※)を 超える人が参加。スライドや映像、誰にでも分かりやすく心に響く言葉で、自分と 大切な人のいのちを守る方法を伝えている。メディア取材・出演多数。(※2022 年7月現在 )
【対象】 子育て中の方/保育スタッフなど/防災やまちづくりなどにご興味のある方

第2部アフタートーク交流会

【対象】 防災に興味のある方/防災備蓄食に興味のある方/地域の方と交流を深めたい方
【内容】
★住み続けられる街づくり「BOUSAI×SDGs」をテーマにいろいろな角度で座談会と交流を深める為の場
★(備蓄食試食会付き〉
※備蓄食監修:管理栄養士 青山寿江(アールドヴィーヴル)
「ホームパーティでも災害時でも活躍する!
簡単/便利な非加熱メニュー」
"防災"や"災害"のイメージは 暗く辛い気持ちがあります。
なので… せめて、食べる時は 明るく楽しい気持ちになるような提案をします。

概要

第一部は、前半に防災士の、かもんまゆさんを講師に地震のメカニズム、被災の状況、「備え」などについてご講義いただき、後半の「対談  横浜×BOUSAI」は、かもんまゆさんと今回の企画運営を携わるNPO法人コドモト代表上岡朋子さん・ライフデザインラボ防災プロジェクトの石川澄江さん・進行役はライフデザインラボの船本所長で横浜の防災や各々が経験した『3.11』、今・これからの取り組みなどをお話いただきました。また参加者のみなさまに「3.11あの時、私は…」「これから私にできること」を書いて貼り出してもらいました。

第二部では『キッチン』を使わずに、おいしく簡単に作れる災害食を管理栄養士の青山寿江(アールドヴィーヴル)振る舞ってくださり、みんなでおいしくいただきつつ、参加者各々から本日の講義の感想や『3.11』の振り返りなどをお話しました。

今回は大勢の方々にお集まりいただき、子育て支援施設、ファイナンシャルプランナー、片付けコンサルなど様々なご専門のみなさまと一緒に講義を受け、それぞれの思いを見聞し、一同に同じような思いをもったようにも感じました。知識や心の「備え」は命をも助けることにつながる…。今回の講義で一つの『備え』を得られました。

第1部(前半) 防災ママカフェ

~まずは「敵」を知る~

 地震、大雨などニュースで見聞する災害はとても大変な状況で、どうしても理解においつかずないところもあります。けれども知っていると、状況を捉えて次の行動ができると、かもんさんは事例をあげてお話くださいました。

かもんさんは熊本地震の10日前に九州で講演会をされていたそうです。その講演会を受講した一人の小学生が2016年4月、熊本で大きな揺れ『地震』に遭いました。でも「ママ、地震は止まるよね」と言い、家のなかの安全な場所で揺れのおさまりを待ったそうです。「地震は必ず止まる」という知識を得ていたので、「必ず止まるので、それまでの数分間、身を守る」という次の行動ができたのです。

かもんさんは災害をロールプレイングゲームに例えて「敵を知って攻略する」とおっしゃいました。「敵」という実態を知ったうえで攻略する…。地震や災害がどのようなものなのか…。突然「ドーン!!!」と揺れたら、何がなんだかわからず、大人も大きなショックを受けます。けれども、地震は止まりますから、数分だけの揺れをどうにか身を守れば・・・。わかっていても、行動しにくい状況ではありますが、知っているということはロールプレイングゲームに例えると次のステージへ進めるのです。

~備えとは~

「防災リュックを持って逃げた人を、ほとんど聞いたことがない」と、かもんさんはお話されました。ニュースなどで防災と聞くと「あれもこれも用意しなければ・・・」と思いますし、「うちはちゃんと用意できていないな」「ハザードマップで見るとうちは・・・」と頭を抱え込んでしまいがちです。私たちライフデザインラボのメンバーも、このような状況で、わかっていても、実際の日々の暮らしと、理想的な「防災」はどうしても乖離しがちです。

その乖離を少し近づけてくれる一つが『備え』です。

地震の瞬間に物が落ちないように高いところに置かない、家具を固定す、鞄にライト付きキーホルダーをつける、あたためなくても食べられるごはん(こども向けのごはん)などをちょっと買い足しておく・・・等々、大災害を経験された方々から見ると足りない内容ではあると思いますが、いつもの暮らしにちょっとづつ、加えていくと・・・。「私にも『備え』ができた!!」という前向きな気持ちへ、少しづつ変化していくと思うのです。さらに、これらのちょっとした施しは日々の暮らしをも安全にしてくれると思います。

落ちそうなものは地震ではなくても棚にぶつかってしまったときに落ちてしまうかもしれませんが、固定されていたら軽減できるかも・・・。鞄に付けたキーホルダーのライトはちょっと暗いところを照らしたり・・・。あたためなくても食べられるごはんは、おなかがすいた子どものおやつに・・・。と、防災の『備え』は、暮らしやすい生活につながるかもしれない、と思いました。

かもんさんの講義では避難所や配給の実態も見聞し、考えさせされる場面も多くありましたが、自分自身でどのように暮らしていかれるのか、一つだけ何かを備えてみる、知識を備えてみると、「防災」は「恐怖からの逃れ」から「事実を自分で行動する」に少しづつ向けられるかもしれないと学びました。

第1部(後半)対談「横浜×BOUSAI」

「横浜×BOUSAI」では、NPO法人コドモト代表上岡朋子さん・ライフデザインラボ防災プロジェクトの石川澄江さんが加わり、ライフデザインラボ所長の船本由佳さんの進行で横浜の防災や登壇者が経験した『3.11』をお話しました。
『3.11』から11年がたち登壇者のライフステージは大きく変わり、「今は子どもがいて、年老いた親がいて・・・もしものことを思うと…」と。防災士の石川澄江さんは『3.11』の瞬間、神奈川区の施設で地域のママさんとの会を開催されていたそうです。地震が起きた瞬間、施設の職員さんはとても冷静で、日頃の訓練を踏まえて、利用者を安全に誘導してくださったそうです。そこで石川さんは日頃の訓練や知識の大切さを身をもって体験したとお話されていました。
船本さんから全国で講演をされるかもんさんへ、こんな質問をされました。「防災・備えが強固な地域、その差異などあるのでしょうか?」と聞くと、かもんさんは「そうですね・・・・」と少し考えて、「どこの地域もだいたい同じです」と。そして「各地で色々な方々とお話しますが、みなさん『うちはあまり備えていなくて』・・・とおっしゃいます」と。私たちラボのメンバーのほとんどもハザードマップで色(災害の想定がされている)地域に居住していて、完璧な安全を確保した暮らしは思うようにできません。

それでも、自分が暮らす地域はどんなことが想定されているのかを知ると、「じゃあ、どこに行けばいいかな?」とか、「●mの浸水の想定だから、上の部屋へ」など、次の行動の準備を考えらるきっかけができるのです。「3.11」から11年がたち、時はどんどん過ぎていきますが、「あの時」の経験を継承し、日々の暮らしを考えていきたいと感じました。

第2部アフタートーク交流会

 アフタートークでは参加者それぞれから講義の感想やご自身が経験した『3.11』『阪神淡路大震災』などをお一人づつお話いただきました。阪神淡路大震災で報道のお仕事をしていた・・・、ボランティアで現地へ行った・・・。3.11では、停電、帰宅困難、余震・・・。また子育て支援施設の参加者の方は「3.11からしばらく間は『防災イベント』に、たくさんの方に関心を得られたが、今は・・・」という声も。

 もしかすると、大きな災害は時間がたつと、恐怖感が強調される感覚もあり、さらにこの数年のコロナなどの閉塞な社会の雰囲気は、暮らしへもう一つ何かを備える・・・という行動にしづらい気持ちになっているのでは、と私の気持ちを含めてそのように感じました。「次の行動につながることがある」「私もできる」ということを多くの方々に伝えたいと強く思いました。「備える」ということは、何かを我慢するための方法というよりも、よりよい暮らしのための一つ・・・。その一つが食事です。


 カラフルなお料理!!まるでパーティー!!これが防災食なの??と驚くほどの食事を、今回特別に管理栄養士の青山さんがふるまってくださいました。健康や身体を癒す食事にこだわる青山さんは素材の一つひとつを吟味しつつ、簡単で、キッチンなどが使えない状況でも、誰でもつくれる献立をお教えくださいました。元気いっぱいの青山さんのお話は「『備え』は、だれでもできて、日々の暮らしをも楽しくしてくれるよ!」と両手を広げて笑顔いっぱいにお話くださいました。


 被災した時の心情・ストレスは大変なもので、食することで、ホッとできたり・・・。食べ慣れたもの、おいしいもの、かわいいもの・・・少しでも気持ちをあげてほしいと青山さんはおっしゃいます。そして、メニューもタンパク質は大豆を使用したり、身体を元気にさせる工夫も満載でした!!
アルファ米を野菜ジュースで戻すと「トマトライス」に!。

 スナック菓子を味付けにつかったり、鯖缶でお汁でわかめを戻したあえもの、ツナ缶とコーンのサラダ・・・。普段のごはんにも使いたい献立で、「切り干し大根をお酢で戻すと、なますにもなるよ!!」と簡単につくれるお正月レシピまでも教えてくださいました!!簡単でおいしい!!そして栄養満点!!五感で理解する・・・。元気いっぱいの青山さんと、みなさんといっしょに楽しさをわかちあうと、私にもできるかも!!と気持ちが前に!その元気な気持ちが、ライフデザインラボでいう「備え」の一歩かな、と思っています。

備蓄食でごちそうです

 こんな軽い感覚では、何かの壁は越えられにくい点は否めませんが、いきなり大きな壁を超えるのは難しい・・・。できそうなところから、できる方法で。そして、継続できるように・・・。

 大きな壁も日頃のイキイキした気持ちの延長で少しづつ超えていきたい、と感じ、知ることの『備え』を得ることができました

・主催 kosha33 ライフデザインラボ 防災プロジェクト
・共催 NPO法人コドモト(親子のための防災ハンドブック提供)
・協力 神奈川県住宅供給公社(kosha33) 
   一般社団法人ツナグマム(フリーマガジン「はぴはぴ」)
・後援 横浜市幼稚園協会


・協賛
株式会社 イオタ(防災コンサルティング業務/企業の防災研修および危機管理要員の育成業務)
HOLUDONA株式会社(雨の日も快適に過ごせる商品、なるほど!と思える商品の企画販売)
MAMAstyle®(~私が、私のために、私らしくつながる~​子育てママの「好き」を全力で応援!)

・メディア掲載
スポーツ報知 社会面 令和4年9月2月(金)
神奈川新聞 令和4年8月28日(日)
タウンニュース 令和4年8月18月(木)

タウンニュース 令和4年9月1月(木)

・備蓄食監修
管理栄養士 青山寿江(アールドヴィーヴル)