つくりたい!目に見えない困りごとを拾う場所
株式会社ピクニックルームで「ピクニックナーサリー」という企業主導型保育事業の小規模保育施設の運営と、「子育て広場 ママピクニック」「放課後学習支援ピクニックスクール」を通じて保護者支援、子育て支援、キャリア支援をしています。
また後藤個人で「さくらホームレストラン」という、関内地域で子どももおとなも誰でも気軽に安心しておいしい食事ができる、地域食堂も運営しています。
保育施設は非常事態宣言中も原則開業していましたが、子育て支援事業はほぼ停止。「家から出られない、親同士で会うこともなく話もできない、どうしたらいいか分からない」という声も聞かれ、半年経った今、疲労感が可視化されていると考えます。
そして、やってみたこと!
1: ピクニックナーサリー
- 職員の働き方は柔軟に選択できるよう、職場環境を整理
- 実験的にオンラインリトミック実施
2: さくらホームレストラン
- 6月から「テイクアウト方式」での提供
- 7月に路上活用実証実験「かんないテラス」の中で地域食堂提供
- 8月にフードパントリーをオープン(野菜や果物など食材品の無料配布)
パントリーはちょうど夏休みで小学生以上の子どもも多くやってきた。
「行く場所がない、公的に集まれる場がなくて困っている」という話、更に深刻なケースもあり「子どもが学校に行けなくなった」「周りに虐待に近い関係性の子どもがいる」など、思った以上に課題が上がってきました。
専門的な視点も含めつつ、「話をするだけの場所」を責任を持って提供したいと思っています。
そこで、ライフデザイン・ラボの可能性(主体的に生きる人が多い、寛容)と、さくらホームレストランの可能性(専門性が高まり、人材も増えてきた)を掛け合わせた事業を考えています。
コロナ下で「声を聴く」事業を専門性を持ってやりたい!
子育て「広場」というよりは個別に聴くような形式で、お困りごとはラボへ、本格的なお困りごとは役所へ紐づける、カウンセリングや子育ての悩みなどは直接聴いて預かるような、3つの方向性をリアルでもオンラインでもやっていくことを検討しています。
まさにコロナで需要が高まっている支援、そこに対しての圧倒的な行動力
- 保育もレストランもリアルじゃないとできない
- ただ話をする、ただ話を聴くという本質的な需要に気づいている
- 困りごとを適切なところへつなぐ、ハブになっている
- 喉元すぎても熱さを忘れてない
- まさか保育士の資格を取っていたとは。
見た目はクール、想いは熱い!
プロフィール
子育て支援・子ども事業を行う株式会社ピクニックルーム代表取締役。
シンクタンク、映像メーカー等を経て、2007年に制作会社を設立。テレビ番組プロデューサー、映画制作等を務める。
2016年よりボランティアとして始めた「kadoue mama picnic ROOM」を起点に、子育て支援事業へ参入。
2017年株式会社ピクニックルームを設立。同年企業主導型保育事業「ピクニックナーサリー」、翌年放課後児童向け事業「ピクニックスクール」を開設。
保育士としても勤務しながら、横浜・関内地域の子どもや多世代交流を軸に、まちづくりや人材育成についての次期事業を検討中。
特に、地域の子育て支援、学校PTAなど”子どもに関わること”へ横断的に携わり、その在り方を包括的に日々検討しながら実験等を重ねている。
ライフデザインラボでは、月2回「ママピクニックサロン」を開設。3月度より、うち1回を親子リトミック教室として開催予定。
さくらホームレストラン https://www.facebook.com/sakurakannai/
ピクニックルーム http://picnicroom.co.jp/