こんにちは!ライフデザインラボ所長の船本由佳です。
月に一回のメールマガジン『ライフデザインラボ通信』ではラボの活動情報をお届けします。
ライフデザインラボの自主事業として月に一回、お楽しみミーティングをするようにしています。
今月は横浜市戸塚区に今年新しくオープンした「こよりどうカフェ」に行ってきました。
コミュニティカフェとして有名な「こまちカフェ」を運営する認定NPO法人こまちぷらすが手がける2つ目の拠点で、善了寺の敷地内にあります。
土壁と無垢の木材でできた建物に、絵本やおもちゃのあるキッズスペースや窓際のカウンター席など、多様な人がひとところに何気なく集える空間構成。ご飯に汁物と3種類のおかずのランチメニューはもとから卵・乳・小麦粉が不使用でアレルギーのある人もない人も一緒のメニューが食べられるように配慮されています。
ライフデザインラボは、こまちぷらすがトヨタ財団に助成を受けて実施してきた「居場所を通じた『自分らしい』市民参加を育む」プログラムの受講3団体の一つとして、2019年から2年間学びを共有してきました。
この日、こよりどうカフェにはこの事業の報告会でライフデザインラボを訪ね、ヒアリング・分析をしてくださった東京都立大学の室田信一准教授も学生さんと一緒に来訪されていて、再会することができました。
ライフデザインラボについて、「弱い市民」による市民活動であり、常に工事が繰り返されているスペインの建造物「サグラダファミリア」のように「つねに未完成で作り替えられている」のが特徴であると評してくださった室田さん。
建物の大規模工事により特定の居場所が今はない、ということを報告すると驚いていらっしゃいました。当時の室田さんの考察は、先行き不透明な今の時代は「強い市民」が動かしていた市民活動ではなく、「弱い市民」による社会参加がなされているのではないかというものでしたが、今後も「弱さ」をいかして、特定の形のないラボの活動を臨機応変に続けていきたいと思います。
ライフデザインラボは今年度の活動として、団地のコミュニティ支援、スペースの管理運営、子育て支援、動画撮影プロジェクト、行政への提案活動などに動き始めています。
なかでも防災士の石川澄江さんがデザイナーの柴崎久美子さんと共に制作した「防災つながるとつよいぞBOOK 防災って何?家族を守る10のこと(発行・神奈川県住宅供給公社)」は、4月から配布を始めていますが、この夏第二弾の発行に向けて動き始めています。
ぼうさいこくたい(9月17日18日/横浜国立大学)をはじめ、秋にはいくつかの防災イベントに出展予定ですので、そこで配布できるとおもいます。
詳細は8月のメルマガでお知らせできるように準備していきます。
毎月第2金曜日に配信してきたラボのメルマガですが、来月8月からは第3金曜日に変更することにしました。
来月は8月18日にお送りします。月に1回のライフデザインラボの活動報告、ぜひ読んでくださいね。
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「ラボの5年をまとめたい」12
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「アイディアは雑談から生まれる」ということで、昨年度行っていた井戸端会議ならぬ“ラボ端会議”。主にZOOMを使用したオンラインで集まり、それぞれの近況報告や共有したい事柄を話すための場でした。
今年度は、名称を“おしゃべりラボ”に変更して、内容をリニューアル。前半は今まで通り、各々の近況や関心のあることをテーマに、おしゃべりしています。後半には、ラボのリアルな場が閉じてしまって活動が見えにくくなったこともあり、その時々でラボが取り組んでいる活動の情報をお知らせする時間を設けています。
その様子は、ラボの研究員を含め、ラボに興味をもってくれている方々のためのコミュニティ“みなとくらす”のFacebookページでも公開しています。
ミーティングも兼ねることで目的のある人が集まったり、ランチタイムに耳だけ参加の人がいたり、なかなかリアルで会えない人が顔を出してくれたり。
年齢や性別も、職種や生き方もさまざまな、ラボに集まる多彩な人々との何気ない会話から学ぶことがたくさんあるな~と実感しています!
おしゃべりラボは、誰でも気軽にご参加いただけます。
ライフデザインラボのホームページにあるカレンダーよりお申込みください。
ふとした交流から生まれるアイディアをいっしょに楽しみましょう!
担当はほんだまゆみでした!
こまちぷらすによる公益財団法人トヨタ財団「市民参加促進プログラム」実施報告書はこちら。
居場所を通じた「自分らしい」市民参加を育む~こまちぷらすと神奈川県内3つの居場所の実践と学びあい~
こちらの報告書もぜひご覧ください