子どもに伝えるための「性のはなしあれこれ」
まま力の会のイベントとして、参加者19人で無事開催させていただきました。
前半が、講師のNPO法人虹のタネ 池畑 博美 (Hiromi Ikehata) さんのお話。
後半が、子の性別や年齢ごとにテーブルを分けて、参加者相互の情報交換と、池畑さんへの質問コーナーという構成で行いました。
本日は妊娠中の方から小学6年生の子を持つ人まで、参加してくださいました。
参加者にはいろんな疑問がありました。
「自分は女性だから男の子にちゃんと性のことを話せるか自信がない」
「赤ちゃんはどこからくるのという子供の問いにはどこまで答えたらいいの?」
「性教育っていつから始めたらいいの」
「小学生の恋愛について」
「親の自分が性に関してクローズな環境で育ったが、今更オープンに話せる自信がない」
「子どもが自分で自分を守るには」
池畑さんは、「明るく話す」「話してくれたら褒める」など、
- 親を相談相手と考えるようになる親子の関係性の構築や性行為と愛は別と考えて良いこと
- どんな自分も許せる子どもにしてあげること(親自身も自分を許すことができるようになること)
- 子どもからの問いはごまかさず明るく答えること
- 親にも「答えたくないことがある」といってしまっていいこと
などを話されました。
子供の年齢は幅広かったのですが、具体的な体の違いから、親子の関係性、パートナーシップといったところが肝でしたので、多くの方が自分ごととして聞いていける内容だったのではないかと思います。
その後、女児子育てテーブル、男児子育てテーブル、小学生以上の悩みテーブルに分かれ、参加者同士で情報交換し、その場で湧いた疑問に池畑さんにお話いただきました。
出た疑問あれこれ
- 正しい情報は本を読めばいい?AVとどう向き合うか
- 親のお尻タッチはアリか? 笑って許す子どもになると困るかも
- 中学生の恋愛、親はどこまで口を出すべきか
- これからの具体的なこと
- 子どもが加害者にもなって欲しくない
- 子どもが親に相談しやすくなるには
- 学校と協力できることはないのか
- 夫婦間のことを問われたらどう答えるか
- 性についてオープンにしすぎてしまうとよくない点もあるのでは?
普段はなかなか改めて学ぶこともない性のことについて、こうして話せたことはとても良い機会だったと思います。
3歳以上のお子さんは、”てらこやみなとみらい”の学生さんたちと遊ぶコーナーを設けました。
“所長”
てらこやみなとみらいの皆様の活動にまま力の会のメンバーが参加したことがきっかけで、こうしてお手伝いしていただく連携もできました。
子どもも遊べて、大人は学べるという環境は、まま力の会設立してから目指していた環境でありましたので、感慨深いです。
今回は乳幼児向けの託児という形ではありませんでしたが、子育て世代も子どもがいても学べる集える環境づくりというのは、これからもあってほしい姿でもあります。
ありがとうございました!