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[活動レポート] ラボの編集プロジェクト〜ラボの5年をふりかえる〜ミーティングレポート

4ラボの5年をふりかえる

2022年5月からライフデザインラボの5年間の活動をまとめる『ラボの編集プロジェクト』がスタートしました。
ライフデザインラボが今のKosha33の建物に“まちのミシン”を持ち込み、活動を始めたのが、2018年3月。
5周年を迎える来年の3月21日までに、1冊の本という形として完成させるのが目標です。
ライフデザインラボ所長船本由佳さんの呼びかけで、研究員であるわたくし本田真弓と中川ちあきさんが名乗りをあげ、編集メンバーとしてプロジェクトを進めています。
建物の改修工事に伴い、コミュニティスペースとしての今の形を閉じつつある中で、イベントの開催やその他の事業と平行して、ここまでミーティングを重ねてきました。
このレポートでは、11月までのミーティングの内容や取り組んできたことをご報告します。

【夢は膨らむ】

5~6月は、本の形をイメージするところから始めました。
サイズ、ページ数はどのくらい?どんな内容?誰に読んでほしいのか、誰に届けたいものなのか?販売するのか、配布するのか?印刷物なのか、電子書籍なのか?

ミーティングに居合わせた研究員のみなさんからも意見を募りながら、まずは、どんどん妄想を膨らませて、理想を語り合います。
例えばこんな意見が…
ラボのレシピ集、カタログみたいなもの。
卒業文集のようにコメントを集める。
1冊と言わず、上下巻、1巻2巻…。
報告書ではあるけれども未来に向かって楽しく感じられるようなもの。
内容の濃いものを丁寧に作るのがいいと思う。
0から1へ踏み出す人に勇気を与えられるようなもの。
地域づくりをしたい人、社会課題を解決したい人に読んでほしい。
などなど。

話せば話すほど、この5年の間、たくさんの人が関わり合い、対話を繰り返しながら、第三の居場所、コミュニティとしてのライフデザインラボを大切に大切に作り上げてきたのだと実感しています。
本を作るアイディアを出す一方で、プロジェクトの進捗状況をラボのメールマガジンで発信していくことになりました。

【目指すものは】

ラボの5年間を年表にまとめようと思うものの、多面的に広がる事業や、たくさんの人を巻き込みながら行ってきたイベントを年度ごとに浚うだけで一苦労。
ラボで起こった出来事には、数字やタイトルだけでは表すことのできないみんなの思いや感情も絡み合っています。
夏頃からは、半沢まり子さんのわいわい作業会に参加し、ラボのウェブサイトの更新の仕方を教わり始めました。
ライフデザインラボの5年をまとめるには、とても1冊の本には納まりきらないことに気がつき、ウェブサイトでも記事を掲載していくことにしました。

9月のミーティングでは、編集のプロであるNPO法人森ノオトの北原まどかさんにヒアリングを行っていただき、本を作るための的確なアドバイスをいただきました。
どんな形なら実現が可能なのか、重要なのは「スケジュールとコスト」を設定することを学び、目指すものがはっきりと見えました。
妥協したくない部分もあり、まだまだ変更の余地は残しつつ、A4サイズ40ページのものをPDFの状態で公表できるところまで、今年度内にやり遂げます!

北原さんに助言をいただいたあと、さっそくデザイナーの柴崎久美子さんに打診し、本に載せるためのページレイアウトを作成することに。
サンプルとなるページが出来上がり次第、研究員を中心に今までラボに携わってきた方々に声をかけ、原稿の収集に乗り出します。
ウェブサイトに掲載する記事も同時に執筆しながら、読み物として内容を充実させていく予定です。

わたし自身、子どもが生まれるタイミングで研究員に加わり、がむしゃらに活動に参加してきました。今、こうして、過去を振り返る作業をしながら、前に進むことと同じくらい、立ち止まり己を見つめ直す時間も大切だなあと感じています。
ラボの歩んだこれまでの5年をまとめることで、今までラボに関わって来られた方への感謝を伝えたり、成長を伝えるお便りになったり、これから新たな居場所やコミュニティを作ろうとしている人の応援になったりすることを願いつつ。
ラボの5年をまとめる編集プロジェクトは、これから本格的な文章作成の期間にはいります!