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【ライフデザインラボ通信30号】(令和5年9月号)出張ラボ!ぼうさいこくたい2023に出展します

こんにちは!ライフデザインラボ所長の船本由佳です。
月に一回のメールマガジン『ライフデザインラボ通信』ではラボの活動情報をお届けします。

今年は関東大震災から100年。
先日横浜赤レンガ倉庫前イベント広場で開かれた「横浜防災フェア2023」の神奈川県住宅供給公社ブースでは、ライフデザインラボの防災士sumiさんの監修のもと防災クイズを行い、「在宅避難」をテーマにした防災BOOKを配布しました。
2日間で332人の方に防災クイズを体験していただき、お話ができました。
来場してくださった皆さんありがとうございました。

(以下は9月17日・18日に開催されました「ぼうさいこくたい2023KANAGAWA」について記載しています)

ライフデザインラボの防災の取り組み、次はあさって17日と18日の2日間行われる全国規模の防災イベント「ぼうさいこくたい2023KANAGAWA」でのワークショップ「インクルーシブ社会のコミュニケーション防災」です。

認定NPO法人地球学校・NPO法人Sharing Caring Culture・NPO法人日本補助犬情報センターとsumiさんのソナyellラボが力を合わせ、外国人・障がい者の災害をテーマに3つの事例発表を行い、参加者同士で情報交換を行うワークショップを行います。

関東大震災当時、外国人や障がい者、意見思想が異なる人などに対し、助け合うどころか殺害したり、差別や偏見した事実が改めて報じられています。
デマを信じ、自分が正しいと思い込み、言語や意見の違う人に対して攻撃をしてしまったのです。

100年経った今は社会も成熟しました。間違いは二度と起こすわけにはいきません。
しかし、簡単に、自分にそのつもりがなくても、誰かを傷つける行為に加担できてしまうのが今のネット時代。
自分の正義を思い込み他者に意見をしたり自由に振る舞う行為を、ネット上の匿名の世界では実に簡単に実行に移すことができ、結果誰かを追い詰めたり孤立させたりしています。
スマホひとつで簡単に誰かを傷つけられるようになった今のほうが100年前よりもずっと簡単に加害側の立場になってしまうのかもしれないのです。

今回のワークショップでは、障害や言語の違いをテーマにしますが、もっとわかりにくい「わかりあえない」苦しみは身近にも存在します。
日常的にコミュニケーションを楽しみ、諦めない姿勢が回り回って自分を助けてくれるのだということが共有できるとよいなと私は考えています。

「コミュニケーション防災」をテーマに活動をするライフデザインラボが仲間達と一緒に考えていく「防災の現在地」。一緒に話し合ってみませんか?
参加は無料です。
会場でのリアル参加とオンライン視聴の参加者を募集しています。
イベント番号はW-27。場所は横浜国立大学S2-2教育学部7号館103教室です。

ぼうさいこくたいで2023にはラボの仲間のなかでは、NPO法人コドモトがプレゼンテーションで、ヘリテイジタイムズ横浜・神奈川がポスターセッションで参加します。
防災に関する情報が盛りだくさんですので、ぜひ会場に足をお運びください

イベント番号P-6 プレゼンテーション
「子どもを守るための防災〜子育て家庭、子育て支援者、園などに向けた防災啓発プログラム」
主催団体: NPO法人コドモト
実施期間:2日間とも終日
場所:N4-3 経済学部2号館 ラウンジ
内容:子どもを守るための防災講座・災害時にも役立つ風呂敷ワークなど、子育て家庭、子育て支援者、保育園や幼稚園などに向けた防災啓発プログラムのご紹介

イベント番号PS-56 ポスターセッション
「THE HERITAGE TIMES YOKOHAMA KANAGAWA | 関東大震災100年連続コラム」
主催団体: ヘリテイジタイムズ横浜・神奈川
実施期間:2日間とも終日
場所:S2-2 教育学部7号館 廊下
内容:横浜における関東大震災の記憶と歴史的建造物の防災について現地で取材した記事をパネルで紹介します

イベント番号 W-27 ワークショップ
「インクルーシブ社会のコミュニケーション防災」
主催団体: ライフデザインラボ
協力団体: 認定NPO法人地球学校・NPO法人日本補助犬情報センター・NPO法人Sharing Caring Culture ソナyellラボ
実施日時:9月17日(日)14:30〜16:00
場所:S2-2 教育学部7号館 103
内容:外国人・障がい者の災害をテーマに3つの事例発表を聞き、参加者自身がグループに分かれて情報交換を行います

ラボのメルマガは毎月第3金曜日にお送りしています。
月に1回のライフデザインラボの活動報告、ぜひ読んでください。

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 「ラボの5年をまとめたい」14
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ライフデザインラボは、神奈川県住宅供給公社からの依頼を受けて、団地にまつわるいろいろなプロジェクトに携わっています。
ラボの活動を活かして、団地の中のコミュニティを活性化するお手伝いもその一つ。団地にお住まいのみなさんと協力して、定期的に顔を合わせる機会をつくったり、イベントを開催したり、交流を促すような提案をしています。
わたしは、先日、初めて、座間東原団地を訪問しました。昨年度からラボのメンバーが通っている座間東原団地は、7月に団地住民と近隣の中学校の美術部生徒による壁塗りワークショップを行い、集会所をリニューアル。明るい印象に生まれ変わった集会所のお披露目会を兼ねて、これからの活用について話し合いが行われていました。「あんなことができるかも」「こんなことがしたい」と前向きな意見が聞かれました。今後の展開が楽しみです!
コミュニティは一朝一夕でできるものではなく、日々の積み重ね、継続した関係の中で育まれるものなんだと、改め